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国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」定款・会則

 

第1章 沿革

 

2004年4月1日 NGO設立。

 

2000年より活動を開始し、2004年に設立された、アジアを中心に、貧困・災害・紛争等への救済・支援活動を行う国際協力NGO。


「インドのマザーテレサの施設」「ネパール、カンボジアなどの孤児院ボランティア」「フィリピン・セブ島のスラムの支援」「フィリピン・マラウィ内戦の難民キャンプ救済」「スマトラ沖地震・津波時のスリランカにおける復興支援」、「モンゴル自治区での黄砂・砂漠化視察・緑化支援」、「マレーシアにおける不法滞在スラムでのフィールドワーク」等の活動を実施しています。また、「国内外における動物愛護・保護活動への協力」等の活動を行う。

 

海外に活動の拠点を置くNGOであるが、国内においても、2011・3・11東日本大震災他、各地の災害復興支援活動のために、被災地への継続的なボランティア派遣や復興支援イベントの開催・参加等を実施している。

 

近年は、フィリピン・セブ市の貧困地域(スラム)に現地事務所を設け、スラムの支援のために「スラムの子どもの施設の運営」「海外ボランティア・スタディツアー」「チャイルドサポーター(スカラシップ)プログラム」「医療支援プロジェクト」「フィーディング(給食)プログラム」「スラムの環境・衛生対策活動」「支援物資援助」「フェアトレード、就業・自立支援」「学習支援」「スラムの子ども図書館の運営」「都市、海、山岳等のスラムの生活支援」「ダンピングサイト(ゴミ山)におけるフィールドワーク・支援活動」「ストリートチルドレン・ホームレス支援活動」「災害・紛争・飢餓・疫病に対する復興支援や援助(台風ハイエン、フィリピン中南部地震、スラムの大規模火災、内戦による避難民キャンプ、新型コロナウィルスによる飢餓、等)」「動物愛護活動」等を主な活動としている。 

 

また、フィリピンでは上記セブ市と共に、長年、戒厳令下に置かれたフィリピン・ミンダナオ島・マラウィにおける、イスラム過激派と政府軍の内戦、その被害により、避難している人々の難民キャンプの救済活動を行う。
 

現地の人々のためになる本当の支援とは何か、と常に試行錯誤し、現地スラムの方々と協力しながら、草の根の、継続的な、そして、その生活の自立につながるような支援活動を行い、

スラムの子どもたちの明日への夢の架け橋となれるよう、その純真な笑顔を守っていけるよう、今できる精一杯の支援を続けている。

 

第2章 総則

 

第1条(名称)

 

当会は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」という。「HOPE」はHaloalo Oasis Partner Eternallyの頭文字でもある。

日本国内では非営利の任意団体として活動し、フィリピン現地法人St.Arnold Janssen Parish-Mother Laura Gertrude Seland Foundation INC.をパートナー団体とする。

 

第2条(事務所)

 

当会は、主たる事務所を埼玉県久喜市吉羽2-26-53に置く。

フィリピン現地法人の事務所を、Alumnos, Basak San Nicolas, Cebu City, Philippinesに置く。

 

第3条(代表)

 

松沼裕二 (社会福祉士)

 

第3章 目的及び活動(非営利事業)

 

第1条(目的)

 

当会は、日本とフィリピンの子ども、青少年および一般社会人が:

 

(1)文化的かつ教育的な国際交流プログラムを通じ、国籍、年齢、性別、肌の色、信条を超えて

相互理解を深め、互いに成長することを目指す。

 

(2)アジアを中心に、主に、フィリピンの低所得者層を対象としたコミュニティ開発、教育・医療支援、環境保護、自立支援、避難民キャンプ救済、災害復興支援などの国際協力プログラムを通じ、草の根レベルからの、地域の発展に寄与することを目指す。

 

また、国外の活動だけにこだわらず、国内の災害等に対し、被災者の方々とその身を寄せ合い、協力し、被災地の復旧・復興への支援活動を行う。

 

第2条(非営利事業・活動の種類)

 

当会は、前条の目的を達成するため、次の活動を行う。

 

(1)国際協力・海外ボランティア活動(スラムの貧困対策・自立支援・環境問題・動物愛護等)

(2)スタディツアー(YUMEKAKEツアー)企画実施

(3)スラムの子どもの施設運営(学習支援・フィーディングプログラム・子ども図書館等)

(4)フェアトレード活動

(5)チャイルドサポーター(スカラシッププログラム)活動

(6)海外(主にフィリピン)災害復興支援活動

(7)避難民キャンプ救済活動

(8)医療支援プロジェクト

(9)国内災害復興支援・ボランティア活動(2011年・東日本大震災、2015年・大雨洪水被害等の復興支援活動、他)

(10)広報活動

(11)その他、第1条の、目的を達成するための活動

 

第4章 会員

 

第1条(会員の種類)

 

当会の会員は、個人および団体を会員とし、正会員とボランティア・賛助会員とを設け、会員は次の3種とする。

 

(1)正会員・チャイルドサポーター会員

(2)正会員・YUMEKAKEホームメンバーシップ会員

(3)ボランティア・賛助会員 本会の目的に賛同し、賛助の意思を持つ個人または団体

 

第2条(入会)

 

(1)当会の目的に賛同する者について、会員の入会については特に条件を定めない。

(2)会員として入会しようとするものは、その旨を文書で会長に申し込むものとし、会長は正当な理由がない限り、入会を認めなければならない。

(3)会長は、前項の者の入会を認めないときは、速やかに理由を付した書面を持って本人にその旨を通知しなければならない。

 

第3条(入会手続き)

 

当会に入会しようとする者は、入会申込書と会費を提出するものとする。

 

第4条(会費)

 

会員は次のとおりの年会費を支払うものとする。

 

(1)チャイルドサポーターー会員 - 年間2~3万円(サポートする子供の学齢による)

(2)YUMEKAKEホームメンバーシップ会員 - 年間6000円

 

第5条(会費の納入時期)

 

任意の契約日に基づいた日付までに、月会費または年会費として会費を支払うものとし、月または年度の途中で入会するときは、その年度の年会費を支払うものとする。また、会長が特別の事由により会費納入の遅延を許可する場合はこれを妨げない。

 

第6条(退会と会員資格の喪失)

 

会員が次の各号に該当する場合には、当会会員の資格を喪失する。

 

(1)退会の旨を事務局に伝えたとき。

(2)1年以上会費を滞納したとき。

(3)著しく会の運営を妨げる行為をしたとき。

(4)団体が消滅したとき

(5)除名されたとき

 

※(除名について)

会員が次のいずれかに該当するときは、総会において正会員総数の過半数以上の同意により会員を除名することができる。この場合、その会員に対し、議決前に弁明の機械を与えなければならない。

(1)法令、定款に違反したとき

(2)本会の名誉を毀損し、設立の趣旨に反し、または秩序を乱す行為をしたとき

 

第7条(会費の不返還)

 

既納の会費は、返還しない。

 

第5章 団体の管理・運営

 

第1条(役員)

 

本会は下記の規定に従って各1名の役員を置く。任期1年。兼任・再選は妨げない。

 

(1)代表          

(2)事務局長

(3)会計

(4)広報

(5)国際協力・海外ボランティア活動グループリーダー

(6)海外ボランティア・スタディツアーグループリーダー

(7)フェアトレードグループリーダー

(8)避難民キャンプ救済活動グループリーダー

(9)医療支援プロジェクトグループリーダー

(10)国内災害復興支援・ボランティア活動グループリーダー

 

第2条(役員の選出)

 

(1)各役員は、総会において選出する。

(2)会長および副会長は、会員の互選とする。

 

第3条(役員の任期)

 

(1)役員の任期は1年とする。ただし再任を妨げない。補欠により選任された役員の任期は、前任者の残任期間とする。

(2)役員は、任期終了後でも後任者が就任するまではその職務を行わなければならない。

 

第4条(役員の役割)

 

(1)代表 

会の統括を行う。         

(2)事務局長

事務全般、チャイルドサポータープログラム、広報活動等の統括を行う。

(3)会計

会の全体の会計管理を行う。

(4)広報

広報活動の統括を行う。

(5)国際協力・海外ボランティア活動グループリーダー

国際協力活・海外ボランティアに関する活動の統括を行う。

(6)海外ボランティア・スタディツアーグループリーダー

海外ボランティア・スタディツアーに関する活動の統括を行う。

(7)フェアトレードグループリーダー

フェアトレードに関する活動の統括を行う。

(8)避難民キャンプ救済活動リーダー

避難民キャンプ救済活動に関する活動の統括を行う。

(9)医療支援プロジェクトリーダー

医療支援プロジェクトに関する活動の統括を行う。

(10)国内災害復興支援・ボランティア活動グループリーダー

国内における災害復興支援・ボランティア活動(2011年・東日本大震災他、国内各地の災害被災地・避難所等における災害復興支援活動)の企画・運営・統括を行う。

 

第5条(定例会・総会)

 

(1)定例会は原則2カ月に1回

(2)臨時会は会員の要請により随時開催される。

(3)定例会は、各グループの活動報告および、会全体の運営について協議する。

(4)総会は、役員の選出、収支報告、活動計画・方針・報告、当会の事業を実行するための施策を決定する。毎年3月に開催する。

 

第6条(会計)

 

(1)当会の事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。

(2)会計委員会は、各グループの収支をまとめ、総会において収支報告を行う。

 

第7条(事業計画及び予算)

 

当会の事業計画及び収支予算は、年度ごとに事務局長が作成し、総会においての議決を経なければならない。

 

第8条(各部門の役割および詳細な活動内容)

 

1.代表

会全体の運営・統括の責務を負う。

2.事務局

(1)本会の運営を円滑にするための事務

(2)対外的な窓口業務

(3)会員管理

(4)定例会、総会の運営管理

(6)研修事業または研修会の運営実施

(8)チャイルドサポーター(スカラシップ)プログラム運営管理

(9)途上国の困難な状況にある地域・世帯への物資支援(計画・実施)

(物資・衣類・文具・食糧等の寄贈/災害復興支援)

3.会計

(1)  各グループ毎の会計収支管理

(2)  予算、全体の会計の管理・報告

4. 広報

(1)ホームページ管理

(2)パンフレット、会報の作成

(3)国際協力イベント(グローバルフェスタ等)、チャリティバザーへの参加

(4)寄付等の募集

5.国際協力・海外ボランティア活動グループ

(1)貧困地域支援・災害復興支援

(2)都市部・海岸・山岳地帯のスラム、ダンピングサイト(ゴミ山)支援

(3)途上国における地域協力・地域交流プログラムの実施

現地ボランティア/ワークキャンプ/スタディツアー/スラムの子ども図書館

(4)途上国の子どもへの教育支援

スラムの子どもの施設/こども教育サポート・アクティビティ/フィーディングプロジェクト/スラムの子ども図書館

(5)フィーディングプログラム

施設における栄養失調母子への給食支援活動/途上国の困難な状況にある地域・世帯への食糧支援活動

(6)スラムにおける衛生管理、環境問題対策、啓蒙活動、就業・自立支援活動

(7)動物保護・愛護活動

(8)孤児院、障害児者施設、ストリートチルドレン保護施設との連携

6.海外ボランティア・スタディツアーグループ

海外ボランティア・スタディツアー「YUMEKAKE tour」の企画・運営

7.フェアトレードグループ

(1)スラム地域の家庭の自立支援のためのフェアトレード活動

(2)同、技術支援または設備提供支援

(3)国際協力および国際交流のための募金活動、またはそれに伴う広報活動(チャリティーバザー、フリーマーケット、広報活動)

8.避難民キャンプ救済活動グループ

 フィリピン・ミンダナオ島・マラウィにおかる内戦の避難民キャンプ救済(主に、マラウィ市、イリガン市にて)

9.医療支援プロジェクトグループ

(1)日本の医師の協力による、現地スラムにおいての医療支援

(2)スラムの貧困世帯への医薬品供与

(3)地域の公立病院との連携

10.国内災害復興支援・ボランティア活動グループ

(1)  被災地におけるボランティア活動

(2)  福島県双葉町避難所(旧騎西高校)における支援活動

(3)  チャリティーバザーの実施

(4)  復興支援イベントへの企画または参加

(5)  「100万人の線香花火ナイト」プロジェクトへの協賛・参加

(6)  各団体・各自治体との連絡・ミーティング・決議

11.その他目的を達成するために必要な事業

 

第6章 資産

 

第1条(構成)

 

当会の資産は、次の各号により構成する。

 

(1)設立当初の資産

(2)会費

(3)寄付

(4)助成金

(5)非営利事業に伴う収入

(6)その他の収入

 

第2条(事業年度)

 

本会の事業年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

 

第3条(剰余金の非分配)


本会は、剰余金の分配を行わない。決算上剰余金を生じたときは、次事業年度に繰り越すものとする。

 

第7章 規約の変更・解散及び合併

 

第1条(残余財産の帰属)

 

本会が解散(合併又は破産手続開始の決定による解散を除く)したときに残存する財産は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)・国連UNHCR協会へ全額寄付するものとする。本会が解散(合併又は破産手続開始の決定による解散を除く)したときに残存する財産は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)・国連UNHCR協会へ全額寄付するものとする。

第2条(その他)

 

この会則の施行にあたり必要な事項は会長が会員にはかり別に定める。

 

附則

 

この定款は、当会の成立の日(2004年4月1日)から施行する。

 

 

 

                           

国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」

国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」
2024年度事業報告書
(2024年4月1日~2025年3月31日)

Ⅰ. 概況・経緯

2004年の団体発足以来、埼玉県に本部事務局、支援地域の活動拠点となるフィリピン・セブ島に現地事務所を置き、日本スタッフと現地スタッフが協力・連携し、日本とフィリピンの文化的・教育的な交流や活動、現地の貧困地域を対象とした地域開発、教育・生活・医療支援などの活動を主として推進してきました。
また、国内外のその他の地域に対する災害復興支援活動にも、出来る限り従事し、継続的な支援を志しています。

本年度2024年。定期開催となっている12月のフィリピンへの海外ボランティアツアーを終え、スタッフまたは参加者の事後手続きやフィードバックを行っている矢先、2025年1月、支援地域のスラムにて大火災が発生し、多くの人々が被災しました。NGOでは、早速、現地スタッフの協力の下、ボランティアチームを結成し、現地在住の協力者、メンバーや現地自治体との連携を整え、現地への支援を準備し、現地入りし、災害復興支援ボランティアを行いました。また、被災地にて、支援物資の配布や炊き出しを行いました。被災者の方々の心に寄り添いながら、出来る限りの支援をし、また、今後の支援計画を立て、継続的な支援を行っています。
 
当NGOの主な支援先であるフィリピン・セブ島のスラムにおいての支援活動につきましては、スカラシッププログラム(チャイルドサポーター)、スラムの子どもの施設の運営、スラムの子どもの図書館、海外ボランティアやスタディツアーの実施、スラムの生活支援とフィールドワーク等の活動を、状況に合わせて対応・更新させながら、現地の方々と手を取り合いながら、草の根の支援活動を続けています。

そして、2018年より行っておりますフィリピン・ミンダナオ島の内戦による避難民キャンプにおいても、現地の方々と協力しながら、できる限りの支援を続けています。

また、国内の活動におきましても、東日本大震災をはじめ、近年発生した能登半島地震等、ボランティアチームの派遣や復興支援イベントの開催や参加等、継続的な支援を行っております。

本年度も、ご支援・ご協力本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

Ⅱ. 事業の内容・報告

(1)フィリピンのスラムにおける地域開発・日本と現地の交流における貧困対策支援、教育支援プログラムの実施

 

◆海外ボランティア・スタディツアー

2024年8月、12月、2025年3月、フィリピン・セブ島のスラムの支援に関する海外ボランティアを中心とした、スタディツアーを実施しました。
今回の実施において、通算、41回目の開催になります。
現地の方々と生活を共にしながら、NGO運営のスラムの子どもの施設におけるボランティアや、NGOの支援地域のスラム、山岳スラムにおけるチャリティーイベントの開催、孤児院、障害者施設、病院、学校などにおける交流や見学・ボランティア、またダンピングサイト(ゴミ山)における支援活動やフィールドワーク、ストリートチルドレン救済活動、フェアトレード活動への参加等の活動を行い、参加者それぞれが貴重な体験をし、将来への糧となる経験をしました。

◆寄付・支援活動

日本より寄付された古着や文具、楽器、文具等を、提携施設やスラムの家庭に寄付・配給支援を行っています。

◆ニュースレター・サンクスレターの送付

毎年12~1月に、会員・支援者の皆さまへ、一年の活動報告、また、お礼の意味を込めてたNGOのニュースレター、また、スラムの子どもたちからのサンクスレターを送付しています。また、年に3回、支援者の皆さまへ、子どもからの手紙やNGOよりのご挨拶のお便りの送付を行っております。

(2)スラムの子どもたち・家庭への教育・医療・生活支援

◆チャイルドサポータープログラム

貧困家庭の子どもの就学・生活支援のためのスカラシッププログラムです。
本年度、新たに2名の支援者が追加され、現在40名の子どもたちが、援助を受けながら、学校に通っています。
また、学校への就学だけでなく、家庭環境や地域の生活環境の整備や貧困支援、社会見学や定期的なミーティング等の活動を行い、ただお金を渡すのではなく、子どもたちに寄り添った支援活動をしています。

◆スラムの子どもの施設の運営、また、施設におけるクラスルームの実施

スラムの貧困対策・支援のために、スラムの真ん中に現地事務所を設け、子どものための施設を運営しています。
そして、日本からのボランティア(スタディツアー等による)や現地の大学生の手助けにより、現地スタッフと協力して、NGO運営のスラムの子どもの施設において、学校の勉強や社会に出て役立つ、基礎的な学習の提供をしています。
子どもたちは、施設で過ごす時間の中で、勉強だけでなく、人間関係や社会性、生活習慣に関わること等をも、学んでいきます。

◆医療・衛生支援

貧困家庭に対する薬の配給や医療支援、栄養対策のための食糧支援、そして、個別の家庭訪問による、問題の早期把握やそれぞれの家庭事情に即した配慮・支援を行い、同時に、衛生や生活指導や支援を行っています。
また、難病を抱える子どもへの、日本の医療機関との連携や、手術を視野に入れた継続的な支援をも行っています。

◆地域の病院との連携

地域の公立病院との間において、定期的にミーティングを行い、また、設備投資等の支援を行っています。病院との連携・協力により、スラムへの定期的な検診スタッフの派遣やチャリティー医療補助等、貧困地域医療への協力・配慮をして頂いています。

◆スラムの子どもの図書館の設立

スラムの子どもたちの教育・生活環境支援のため、図書館を設立しました。
スラムの子どもたちが、本を読んだり、勉強したり、また、気軽に集う場所として、地域の教育・生活環境の向上に役立っています。

(3)貧困地域(スラム)・災害被災地への食料・物資支援

 

◆施設におけるフィーディングプログラム
スラムの貧困対策・支援のために、スラムの真ん中に現地事務所を設け、子どものための施設を運営しています。そして、施設において、子どもたちの栄養状態の改善のため、給食支援を行っています。

◆周辺地域支援

現地事務所・施設周辺のスラムにおいて、定期的な炊き出しや食糧支援、また、生活雑貨や食料、薬、文具等の物資の配給を行っています。

◆貧困地域における支援

定期的に、山岳地帯のスラムやダンピングサイト(ゴミ山)に赴き、炊き出しや物資・食料・薬等の配給・支援を行っています。

◆困窮世帯への支援

著しく生活困難な状態の家庭への、食料・医療援助、または住宅支援。

◆ストリートチルドレン、ホームレスへのフィーディング活動

市街を車で周り、路上生活者への給食サービスを行っています。

◆2013年11月「台風ハイエン」における被災地の復興支援活動の継続(復興支援イベントの開催、食料や物資の支援等)

 

(4)自立支援・フェアトレード活動

 

◆職業支援

NGO運営のスラムの施設において、周辺住民の自立支援のための職業訓練または設備提供・整備を行っています。
そして、現地または海外(日本)で販売する商品の開発・制作・販売についての指導・協力・支援を行っています。
また、次年度より、新たなプロジェクトとして、バナナの皮をリサイクルした炭の作成・販売に着手する計画があります。

◆フェアトレード

スラムの人々の手作りのアクセサリーや雑貨等を、地元(NGO事務所)の市民祭りのチャリティバザー等で販売しています。
また、この活動による収益は、フィリピン・セブ島のスラムの支援、または、東日本大震災復興支援に利用されています。

 

(5)国内における活動

◆東日本大震災復興支援

・福島県相馬市・双葉町の被災地または避難所の復興支援活動
・チャリティバザー開催
・復興イベント「100万人の線香花火ナイト」への協力・参加
・被災動物の保護支援

◆NGOでは海外だけでなく、国内において、東日本大震災他、各地における台風、豪雨、洪水、地震等への復興支援活動を行っています。現地の方々や自治体との繋がりを大切にし、被災地へのボランティアチームの継続的な派遣、復興イベントの企画・参加、避難所への支援活動等を行っています。

(6)国際協力・災害復興支援等のための広報・募金活動

◆ニュースレター発行

毎年12月に、NGOの広報として、一年の活動報告、また、お礼の意味を込めて、NGOのニュースレターを作成し、会員または支援者の皆さまに送付しています。

◆チャリティバザーの開催

チャリティバザーへの参加における、収益による募金とNGOの活動の広報の実施

◆ホームページその他SNSの活用・更新

ホームページやボランティア募集サイト、またはブログ、Youtube、フェイスブック、X等のSNSを利用し、活動報告、広報活動を行っています。

Ⅲ. 事業の年間実施報告

【2024年4月】
フィリピン・セブ島の現地事務所にて、現地スタッフとの年次総会・ミーティング
※スラムの子どもの施設、子ども図書館の整備、活動計画。スラムの生活・教育・医療・就業支援、フィールドワーク。環境問題対策プロジェクト。現地事務所周辺スラム、海辺・山岳スラム、ゴミ山、ホームレス、ストリートチルドレン等への食糧や生活物資、文房具、医薬品、建築資材の配給 

【2024年5月】
スラムの清掃活動(フィリピン・セブ島)

【2024年8月】
①海外ボランティア・スタディツアー(フィリピン・セブ島)
※スラムにおける炊き出し、文房具支援、生活支援,
※ストリートチルドレン、ホームレスへの炊き出し
※ダンピングサイト(ゴミ山)支援活動
※NGOのスラムの子どもの施設にてボランティア
②国際子ども絵画プロジェクト (フィリピン・セブ島)
③動物保護活動・MARO(動物保護施設)にて(フィリピン・セブ島)

【2024年8, 11月】
スラムの清掃活動(フィリピン・セブ島)

【2024年12月】
①海外ボランティア・スタディツアー(フィリピン・セブ島)
※スラムにおける炊き出し、文房具支援、生活支援,
※ストリートチルドレン、ホームレスへの炊き出し
※ダンピングサイト(ゴミ山)支援活動
※NGOのスラムの子どもの施設にてボランティア
②動物保護活動・MARO(動物保護施設)にて(フィリピン・セブ島)
③スラムの子どもたちへのサンタクロース・プロジェクト(フィリピン・セブ島)

【2025年1~3月】
新年に発生のスラムの火災への復興支援活動(フィリピン・セブ島)

【2025年3月】
東日本大震災復興支援・100万人の線香花火プロジェクト (日本・埼玉県)

【2025年3月】
①海外ボランティア・スタディツアー(フィリピン・セブ島)
※スラムにおける炊き出し、文房具支援、生活支援,
※ストリートチルドレン、ホームレスへの炊き出し
※ダンピングサイト(ゴミ山)支援活動
※NGOのスラムの子どもの施設にてボランティア
②動物保護活動・MARO(動物保護施設)にて(フィリピン・セブ島)
③Missionaries of thet poor(障害児施設)におけるインターン・支援活動(フィリピン・セブ島)

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国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」
2024年度 決算報告書
(2024年4月1日~2025年3月31日)

《収入》

1, 会費
①チャイルドサポーター会員 696,000円
②YUMEKAKEホームメンバー会員 66,000円    
(決算額)
762,000円

2, 寄付金
①スラムの火災被災地支援 105,000円
①NGO活動全般 15,000円
②代表またはスタッフよりの寄付 140,000円
(決算額)
280,000円

3, 海外ボランティアプログラム参加費
(決算額)
784,000円

【当期収入合計】 1,826,000円

《支出》

1, チャイルドサポータープログラム(スカラシップ)経費
-子どもまたは家族の就学・生活支援費 476,000円
-課外活動・ミーティング費 8,200円
-地域の学習・生活環境整備費 18,000円
-事務諸経費(手紙郵送費等含む) 9,500円
(小計)511,700円

2, スラムの子どもの施設運営費
-メンテナンス費用 25,000円
-文具等購入費 35,000円
-光熱費 42,300円
(小計)102,300円

3, スラム火災被災地・復興支援活動費 242,000円

4, 地域支援物資購入・支援活動費(食料・文具・衣服・医療等) 12,200円  
5, 自立支援のための就業支援活動費(技術援助・資材購入等) 13,800円
6, ボランティア募集サイトactivo利用費 118,000円

7, 会員・支援者への謝礼    12,000円

8, 事務局運営費(事務諸経費・燃料費・通信費・雑費) 21,000円

9, 広報費(パンフレット作成・印刷費等) 8,800円

10, 海外ボランティアプログラム運営費
-物資購入費・活動費 742,000円
-寄付 42,000円
(小計) 784,000円

【当期支出合計】    1,825,800円

   

《収支》

当期(2024年度)収支差額 +200
前期(2023年度)繰越収支差額 -360
次期(2025年度)繰越収支差額 -160

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