緊急支援
新型コロナウィルスの影響によるスラムの飢餓への支援
【新型コロナウィルスによるロックダウンで、飢餓におちいり、命の危険にさらされている貧困層・スラムへの支援のお願い】
「感染して死ぬか飢え死にするかどちらかだわ」
新型コロナウィルス・COVID-19ナインティーンが蔓延し、大変な生活の中、みんな、無事に過ごしてますか?
ふだんの生活に充分に気を付けて、くれぐれもご自愛下さい。
NGOで支援をしているフィリピンは、新型コロナウィルスの感染拡大により、未だ世界最長のロックダウンが続き、外出禁止・移動制限等の措置がとられています。
日本のように自粛要請ではなく、禁止命令です。制限を破ったら罰則があります(下手したら撃たれます)。
もちろん多くの人が職を失ったり、休職になったりしています。
そして、自分がふだん現地で生活しているスラムの人たちは、ほとんどの家庭がその日暮らし、トライシカット、いわゆるチャリンコタクシーや、露店等で日銭を稼いでいます。
しかし外出禁止の今、それもできず、ウィルスへの恐怖と同時に、これからの生活に大きな不安を抱えています。
「お金もお米ももうないよ」
「私たちはこれからどうしたらいいの?」
「今はもう毎日、スープが一食だけしか食べられない」
「子どもたちのご飯も、赤ちゃんのミルクももうなくて、どうしたらいいのかわからない」
「もうみんな限界よ」
「このままじゃ、ウィルスに感染して死ぬか、飢え死にするかどちらかだわ」
と、貧困層の人々は、日々、悪化していく現状の厳しさを訴えてきます。
政府から、お米や缶詰等の支給はありました。
しかし、地域によって差もあり、また、それ以前に、そのわずかな配給だけで生きていかなければならない家庭(おまけにスラムの家庭は基本、大家族です)にとっては、絶望的な配給の量です。
また、その少量の配給でも、それだけで生きていかなければならない家庭と、貰えれば生活の助けになるという家庭とでは、もちろんぜんぜん状況が違います。
日本の10万円給付と一緒です。「どうしようかな?とりあえず貯金かな」という人もいれば「これでなんとかもう少し生き延びられる」という人だっているでしょう。
「明日の命への不安と恐怖」
スラムの人々は、もう、「今既に飢えている」状態なのです。
今日明日の不安でいっぱいな貧困層は、とにかく目の前の危機への恐怖にパニックモードになっています。
小さな騒ぎや、不平不満や疑心暗鬼も溢れています。
食糧の配給に行列を作る時など、ソーシャルディスタンスどころじゃありません。
ウィルスへの恐怖もあり、STAY HOMEもわかってはいます。
でも、この切羽詰まった状況の中、「家にいるのはわかったけど、で、どうするの?そのまま死ねばいいの?」そんな状態な家庭がたくさんあります。
ある程度、生活に余裕がある層の人たちは、もっと社会的な考えをして、ロックダウンを受け入れることができるでしょう。
それは感染抑止のために今、必要なことだから、みんな我慢しなければならないと。
同時に、この後にやってくる世界、いわゆるニューノーマルを考えなければならないと。
おそらく、いや、もちろん、この危機を乗り越えるためには、その方がいいと思います。
しかし、「今日食べるものがない」「明日死んじゃうかも」、そんな人たちの叫びを無視することはできません。
今後、餓死や自殺が世界で問題になるかもしれません。
生活の苦しさや、飢えへの恐怖から、暴動や犯罪が増えたりもするでしょう。
個人が悪いのか社会が悪いのかわかりませんが、現実は現実です。
今ある目の前の危機を乗り越えていかなきゃならない。
現時点で、お金も食べ物もなくて死んじゃいそうな家族に対して、
自分は、現地を支援する国際協力NGOの代表として、いったい今、何ができるのか、現地の声を聞きながら、状況を判断しながら、試行錯誤しています。
同時に、自分のあまりの無力さにうちひしがれています
「もう限界よ」
「もう少しこんなんが続いたら飢え死にしちゃうんだけど」
スラムの人々は今、切羽詰まった救いを求めています。
そんな社会の底辺の目線から物事をとらえることも必要だし、社会は、そして人々の意識は、そんな暗闇の中でもがいている人々をも、切ってしまってはいけないと思うのです。
それに、コロナウィルスへの感染がもう他人事でないように、飢え死にだって、まったくの他人事ではないはずです。
「自分はとりあえず大丈夫」だから言える大人な意見と、「それどころじゃない」から言ってしまう個人のわがまま(?)と、そのどちらにも理解ができたら、寄りそうことができたら、と思っています。
そして、今、
おそらくそのどちらも間違ってはいないのです。
「戦う相手は政府や制度ではなくウィルスだ」
「今はみんなで我慢して耐えよう」
「STAY HOME」
それはもちろん正しいです。
ただ、その言葉も影響も結果も重みも、人それぞれ、違うのです。
今、実際に、飢えに苦しみ、その命を失いかけている人々がいます。
それは、
ただの遠い国で出来事ですか?
自分には関係のないことですか?
そんなことないですよね、
それは、、、
同じ時代を、同じこの地球で生きる、誰もが同じように大切な、かけがえのない生命の叫びであり、まぎれもない、世界のひとつの現実なのです。
「自分の周りの当たり前は、すべての人たちにとっての当たり前ではないのです。」
STAY HOMEということで、日本では、TVとかでコメンテーターが、「まあ、今の時代はネットもTVもあるから、何とかそれを活用して」とか、サラっと言い、芸能人がYoutubeで動画をアップし、学校や塾ではリモート授業が行われ、テレワークでの在宅勤務が奨励されていたりします。
しかし、フィリピンのスラムに暮らす貧困層の家庭には、まず、そのネット環境がありません。
当たり前の話ですが、インターネットにだってお金がかかるのです。
食糧も文明的な娯楽もなく、ただ家族が寄り添って、この危機に耐え、苦しんでいます。
日本では、在宅での時間が増え、家庭ごみが増えているとニュースで言ってました。ですが、ここでは、ゴミを拾って生活する子どもたちがいます。
そうです。
自分の周りの当たり前は、すべての人たちにとっての当たり前ではないのです。
「命を守りたい」
幼い子どもたちは、おそらく、今、世の中で何が起きていて、どうして毎日のご飯がちゃんと食べられないのか、よくわかってもいません。
世の中の流れに取り残され、支援も届かず、
何も起きないまま、飢えて死んでいくとしても、人々は、ここでは、それを、受け入れるしかないのです。
その中で、私たちは、とにかくできる限りの支援活動を行っています。
そして、同時に、
今、自分はただ、ただ願っています。
みんな、
生き延びて下さい。
お願いします、、、
と。
感染の恐怖と飢えに苦しみながら、
それでも賢明に生きる、
そんなスラムの人々の、
かけがえのない、その命を守りたいのです。
「飢えに苦しむ人々のために」
NGOでは、現在、フィリピン・セブ島にて、飢えに苦しむスラムの人々への支援をしています。
下記に添付した動画「飢えに苦しむ子どもたちへ」は、先日の、山奥のスラムでの炊き出しの様子です。
このような炊き出しや、困窮家庭への食糧支援を行っています。
主催のNGO「HOPE~ハロハロオアシス」は、2004年より、フィリピン・セブ島の貧困層が多く住む村の、スラムの真ん中に現地事務所を構え、スラムの人々と手を取り合いながら、草の根の支援を続けています。
飢餓に苦しみ子どもたちや、人々のための緊急支援として、今後も、いくつかのスラムで、このような炊き出しや、食糧の配給を行います。
スラムの人々の命を、そして、子どもたちの笑顔を守るために、
もしよろしければ、ご支援・ご協力お願いできましたら、とても助かります。
私たちには、ほんの小さな力しかありません。
特別なことも、奇跡も、何も起こすことなんかできません。
こんな小さなことしかできません。
でも、こんなことしかできなくても、
こんなことが、この、飢えた人々にとって、とても、必要なのです。
とても、とても、大切なのです。
目の前で消えていく命を、少しでも、できるかぎり、救いたい。
ただ、それだけです。
子どもたちの、何かにすがるような、こんな寂し気な瞳を、もう、見たくないのです。
だから、
ずっと、そばで、寄り添って、
手を、差し伸べ続けます、、、
「支援金の募集」
NGOでは、現地の支援のために、支援金の募集をしています。
募金の使途は、スラムの人々への食糧と生活物資の配給です。
現在、既に支援は始まっていますが、今後、継続していく資金が不足しています。
いくつかのスラムにおける、特に生活が困難な家庭、約250世帯に対し、お米や缶詰等の約一週間分の食糧、洗剤や石鹸等の生活支援物資の配給を、2020年5月中旬より定期的に行っています。
また、動画のような炊き出しを、毎週1~2回行っています。
一カ月の支援費用(2020年6~8月)は、おおよそ以下のようになっています。
①米6~10kg(世帯人数によります)を250世帯:120000円×2回
②缶詰・麺類等8~10個(同)、石鹸や洗剤等、250世帯:65000円×2回
③炊き出しのお米と具材(約300人分):20000円×4回
④その他、運搬費、謝礼、雑費等
合計、費用が一カ月、約45万円かかります。それをスタッフや支援者様の寄付やクラウドファンディング等で、できる限り募り、5月より、継続的に、支援活動を行っています。
ただ、予算の問題でそのまま予定通りの支援活動ができない時もあります。それでも、現地のスラムの人々と助け合い、協力し、励まし合いながら、今できるせいいっぱいの支援を行い、なんとかその生活を、その命を、支えています。
また、今後の支援活動につきましては、現地のロックダウンの継続の状況から判断し、行っていきます。
まずは、現在行っている、「今、必要な、緊急支援」を続けていきます。
もしよろしければ、ご協力頂けましたら、幸いです。
募金のご協力をして頂ける場合、
お手数おかけしまして申し訳ございませんが、
下記のNGOの口座までお振込み、もしくはクレジットカードにて、お願いします。
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支援金について
支援活動にご協力頂ける方は、
以下のNGOの口座にお振り込みをお願い致します。
振込口座は、
ゆうちょ銀行
(名義)
HOPEハロハロオアシス
①ゆうちょ銀行(郵便局)より
記号
10380
普通預金口座番号
60818541
②ゆうちょ銀行以外の金融機関より
支店名
〇三八(ゼロサンハチ)
店番
038
(*支店名がカナ入力しかできない場合、「セ」を入力または選択すれば、番号の選択肢がでます。)
普通預金口座番号
6081854
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「お礼の気持ちとして」
ささやかながら、NGOの支援するスラムの施設の子どもたちからのお礼のカードと、NGOのニュースレター等をお贈り致します。受け取って頂ければ幸いです。
また、一万円以上のご寄付を頂けました場合は、スラムの子どもの施設に飾られてある、支援者名簿にお名前を記させて頂きます。(イニシャルやニックネームでの記載をご希望の場合はお申しつけ下さい。)
もしよろしければ、お手数ですが、支援にご協力頂ける方は、口座へのご入金と同時に、NGOへ「お振込み名義人」と「お礼の送付先のお名前とご住所」を、ご連絡頂けたら嬉しいです。
NGOでは、ただ物やお金をばらまくだけのその場限りの支援ではなく、地域に根ざした継続的な支援を行っています。
今後とも、ご支援・ご協力、お願い致します。